床材について
床材について悩んでいるので、色々調べたことをまとめる。
床材も木材と非木材があると思うが、ここでは木材のものを取り上げる。
大別すると3種類ある。①無垢、②天然木フローリング、③シートフローリング。
①無垢は単層や単板といった言い方もする床材で、一枚の板を使ったもの。これをフローリングの一種として扱う人とそうでない人がいてよくわからない。
②天然木フローリングは、表面だけ無垢の板を使用しているが、下面は別の素材を使っているものを指す。無垢材に対して複合フローリングという呼び方もされる。無垢部分の厚さにより、突き板(0.2mm程度)、挽き板(2mm程度)と呼び分ける。
③シートフローリングは、木目をプリントした非木材の床材。こちらもカテゴリーとしては複合フローリング。
これらについてネットで情報収集した結果を羅列する。
【天然木のメリット】
・木材の種類にもよるが、暖かみがある。肌触りが良い。
・調湿効果がある。寝室に用いると、寝ている間に呼気から出た水分を吸収するため湿度上昇が抑えられるとか。
こちらのYouTubeにて、九大の先生が研究結果を紹介している。
・断熱性がある。これは針葉樹(断熱性高い)と広葉樹(低い)のサンプルを取り寄せて実際に踏んでみるとわかる。
・木の香りを楽しめる。リラックス効果がある。
・木目が一枚一枚違うので、木目を楽しめる(どんな木目が来るかわからないのでデメリットでもある)。
・表面を削ることで傷や凹みを補修できる。
【天然木のデメリット】
・基本的には価格が高い。木材の種類や乾燥方法にもよる模様。
・メンテナンスが難しい。塗装無しまたは浸透系仕上げ(オイル、ワックス)の場合は木材の良さを活かせる反面、水拭きができない等の制限がある。コーティング仕上げ(ウレタン塗装など)にしてしまうと木の呼吸を阻害するらしく、無垢材を使う意味が失われそう。
実際にオスモオイル仕上げのオーク材サンプルをウェットティッシュでこすってみたところ、すべすべのオイルがはがれ、ガサガサの肌触りに…。UVウレタン塗装の方は変化なし。建材メーカーにもよるのか…?
・乾燥すると隙間が空く(調湿効果があることの裏返し?)。隙間にゴミが挟まるという話も。板の幅が狭いものを選ぶと収縮率が小さくなるという説も。ただ、これは木材ならみんな一緒で、突き板(シート?)の知人宅の床も隙間が空いていた。
・反りや割れもある。また、ものによってはささくれ立つ。
【木の種類による差】
・色や木目が違う。好みの物を見つけるべし。
・硬さが違う。木材の繊維構造や空洞の量が違うためらしい。硬い木材は①足が疲れやすい、②冷たい(断熱性が低い)、③傷がつきにくい。柔らかい木材はその逆の性質を持つ。
余談だが、子供に怪我をさせたくないから柔らかい木材を選ぶのか、子供が床に傷をつけないように硬い木材を選ぶのか、親の好みが分かれそう。
・大きく分けると針葉樹(杉や桧)と広葉樹(オークやウォルナット)に大別される。針葉樹は柔らかく、調湿・断熱性に優れ、価格が安い。広葉樹は硬く、希少材が多い。
裸足で過ごす日本は、針葉樹の方が合っていそうではある。
・目安としては、色が濃い木の方が硬い。
【板の幅】
・幅が広い方が値段が高い(太い木材の方が成長するまで時間がかかるため?)。
・幅が狭い方が季節による収縮率が小さい。
個人的には栗(チェスナット)が気になっている。水に強いらしい。あとは胡桃(ウォールナット)が広葉樹と針葉樹の中間の特性を持っているようで、広葉樹系の色をしておきながら暖かいらしい。
【参考】
無垢フローリング材で人気の樹種11選/特徴や価格について
https://www.cas-online.jp/blog/feature/1614/
無垢の木と色味の変化
https://www.mokuzai.com/MailMagazine/112
床材に無垢材をおすすめする3つの理由
https://hags-ec.com/column/three-reasonsant-grasshing-for-floor-materials/
健康で賢くなる!?無垢フローリングが子育てにいい3つの理由