家づくり日記(仮)

注文住宅の日記

窓を結露させない方法 備忘録

参考にしたブログ記事によると、結露は以下の条件が揃うと発生するということである。

温度×湿度×風×家

アルミ樹脂複合サッシだとこの条件がシビアなため、結露を防止する難易度が高いが、条件さえ揃えばどんな高性能窓でも結露するとのこと。

 

①温度

外気温が低いときに室温が低いと、当然サッシの温度も下がるので、室温を上げておくことは重要。また、家の中で寒い場所を作らないというのも重要で、全館空調的な方法を取り入れるのがベスト。ひとまず、寒い時期は暖房をつけっ放しにしとくのが良さそう。

 

②湿度

不必要に上げすぎない。相対湿度ではなく絶対湿度で考える。絶対湿度で8〜9gくらいになるようにしておくと、ちょうどウイルス対策としてギリギリOKくらいのラインに来る。一般的に湿度と言ったら相対湿度なので、以下のような表を見て考える。

f:id:mr_neinoh:20230220010928j:image

使用する加湿器としては、原理的に一定以上の加湿をしない気化式が良さそう。スチーム式や超音波式は加湿しすぎる可能性あり。

 

③風

空気の流れがあれば水分が滞留しないので結露しづらくなるとのこと。具体的にはエアコンの風、サーキュレーター、換気システムの利用。建物の設計段階でうまく窓付近に気流が発生するように作れるのが理想的。

 

④家

「家」は窓の性能を指している。うちの工務店の場合、LIXILサーモスⅡ-Hまたは防火戸FG-Hというアルミ樹脂複合なので結露には弱い。

また、カーテンやシェードの設置も要注意。カーテンを閉めると、窓とカーテンの間の空気が動かなくなるため、②絶対湿度は変わらないのに①温度だけ下がり、③風もなくなる。よって結露しやすくなる。これを踏まえると、カーテンを閉めなくても人目が気にならない窓設計と、カーテンを閉めなくても温熱的に問題ない窓の性能が重要ということになるが、後者については窓の性能を上げられるならそもそも結露に困らないという話ではある。

 

最後に…カーテン閉めるな、換気システム使え、エアコンつけっぱにしろとか、結露を防止するために必要なエネルギーがかなり多い気がする。エアコンの電気代に換算するとどのくらいのランニングコストになるのだろうか?長い目で見れば高性能窓のイニシャルコストの方が安かったなんてことになるのだろうか?誰か試算してくれないか…

 

(参考)

結露を窓の性能のせいにする人が多すぎる・・・結露しない方法とは

https://reogress.net/archives/22003549.html

 

アルミサッシでも結露させない結露対策の方法

https://reogress.net/archives/26952453.html

 

何故「高断熱高気密住宅」にピッタリな気化式加湿器が流行らないのか・・・

https://reogress.net/archives/27654378.html